ステンレスパネルタンク
耐用年数が非常に長く、保守管理が容易なタンクです。
パネルタンクとは
パネルタンクは、その名が示すとおり一枚一枚のパネルを組み立てることで作られるタンクです。
このため運搬の困難な場所での設置や非常に大きなタンクも現場で組み立てることができ、場所に限定されません。また耐震、耐積雪、耐風圧、耐衝撃などの強度も充分そなえ、耐火性にもすぐれています。このほか、藻の発生、錆や臭いなどの水に対する悪影響もまったくなく、常に給水したままの清潔な水が得られるばかりではなく、寒冷地では凍結防止(特別仕様)もできます。外観はシンプルな中にも現代的な感覚をもち、あらゆる建造物や環境と融和するスタイルを作っています。またSUS444は耐用年数も大変長く、保守管理も容易なため経済性にすぐれています。
大原工業では、このようにすぐれたタンクをより広く活用していただこうと、無駄を除いた設計とすぐれた加工技術で作っています。
高耐食性フェライト系ステンレス鋼SUS444
今やパネルタンクの素材として絶対的な評価を得ているフェライト系ステンレス鋼SUS444は、SUS304などのオーステナイト系に比べ、タンクに必要な条件をより多くそなえ信頼性を高めています。
その一部を紹介すると、SUS304に発生する応力腐食割れに対する感受性はほとんどありません。隙間腐食については、多少まさっているにすぎませんが構造設計や加工技術での防止策が考えられています。また、低い延性についても同様にすぐれた技術で美しい加工を可能にしています。
大原工業では、パネルタンクの他にも特殊技術によリステンレスクラッド鋼やSUS444での貯湯槽を製造し、官庁や病院をはじめ、使用条件の悪い温泉地などで優れた性能を示しています。
大原工業ステンレスパネルタンクの特徴
1. 熱に強い水槽
予期せぬ高熱にさらされても、その強度・機能を突然に失うことがなく、万が一のビル火災でも初期消火のための水を確保することができるばかりでなく、有毒ガス等の発生もありません。
2. 軽い水槽
充分な強度を確保しながらも、すぐれた技術であらゆる無駄を除き鋼板性の約1/5という重量になりました。
3. さびない水槽
高耐食性を持つSUS(NSS)444に大原の技術がプラスされ、サビなどをまったく寄せつけません。
4. 自由な水槽
容量1tonから5,000tonまで、使用量にあわせて自由に選ぶことができ、その形状も自由(高さは4mまで)に選べます。このため設置場所を問いません。
5. 寒さに強い水槽
タンクは厳冬の戸外でも影響を受けません。また特に氷結防止として保温パネル仕様の保温タンクがあります。
6. 施工にすぐれた水槽
パネルの組み合わせによるタンクで施工性にすぐれています。運搬困難な場所や運搬できない程大きなタンクも現場で組立て可能です。
7. 美しく清潔な水槽
シャープな現代空間に調和する美しいデザインを清潔感あふれるステンレス鋼が仕上げ、内部もサビ・藻の発生等がなく常に清潔な水が得られます。
8. 強い水槽
軟鋼材の1.5倍・FRPの6倍という耐力を持つSUS(NSS)444を用い、緻密な設計で耐震、耐積雪、耐風圧、耐衝撃等の全てに一段と高い強度を得ることができました。